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🎥 カンヌ映画祭2025:SNSを制したのはインフルエンサーだった!2億ドルの波が動かした舞台裏
🎥 カンヌ映画祭2025:SNSを制したのはインフルエンサーだった!2億ドルの波が動かした舞台裏
6月 02, 2025
## はじめに:映画より話題?SNSが主役のカンヌ 「映画祭」と聞いてまず思い浮かぶのは、華やかなドレス、レッドカーペット、スターの登場。でも、2025年のカンヌ国際映画祭はそれだけじゃ語れませんでした。今年の主役は、映画ではなくSNSだったかもしれません。 5月に開催された第78回カンヌ映画祭では、TikTokやInstagram上でのインフルエンサーたちの動きが話題をさらい、映画祭が"リアルなSNSショーケース"と化しました。投稿一つで世界がざわつく――そんな瞬間が、今年のカンヌには確かにありました。 --- ## 💰2億ドル超え!? カンヌ史上最大のSNS効果 Vogue Businessによると、今年のカンヌ映画祭では、Instagram上の投稿によって生まれたアーンドメディア価値(EMV)がなんと2億300万ドル。昨年の約8,630万ドルから倍以上という驚異的な伸びを記録しました。 数字だけ見るとピンと来ないかもしれませんが、これは「1投稿=超高級広告枠」レベルの価値があることを意味します。ブランドにとっても、もはやレッドカーペットは広告塔。投稿一つで“世界規模のPR”ができる時代が来ているのです。 --- ## 👗ファッションの勝者はグッチ!“サリー旋風”がカンヌを包む 注目すべきはファッションブランドの熱狂ぶり。中でも最も注目を集めたのがグッチです。女優アリア・バットがレッドカーペットで披露した“サリー”は、同ブランドが初めて打ち出したインド伝統衣装ライン。その文化融合の大胆さとエレガンスが絶賛され、グッチ単独で1,260万ドルのEMVを獲得しました。 サンローランも負けてはいません。ベラ・ハディッドの堂々たる登場で730万ドル、シャネルも映画とのコラボ戦略で550万ドルを記録。各ブランドが“レッドカーペット=ショーウィンドウ”としての価値をいかに重視しているかが見て取れます。 --- ## 💄美の主導権はロレアル・パリが握った ファッションだけじゃありません。ビューティー業界も、今年のカンヌでは大いに存在感を発揮。とくにロレアル・パリは圧倒的でした。全体で5,360万ドルのEMVを生み出し、まさに“デジタル女王”の座を確立。 他にもディオール・ビューティー(588万ドル)やシャーロット・ティルブリー(240万ドル)といったラグジュアリーブランドが続々参戦し、インフルエンサーとのコラボで美のバトルが展開されました。 --- ## 🌍 多様性の花が咲いた:アジア・中東からのスターたち 2025年のカンヌでもう一つ特筆すべきだったのが、“多様性”の広がり。これまで欧米中心だったレッドカーペットに、今年はアジア太平洋や中東からのインフルエンサーが次々登場。 たとえば、タイの女優レベッカ・パトリシア・アームストロングや、インドからはアリア・バット、ニタンシ・ゴエルといったビッグネームが脚光を浴びました。 中でも話題をさらったのが、インドのナンシー・ティヤギ。自ら制作したドレスで堂々と登場し、“DIYの精神”と“文化的誇り”を表現。多くのSNSユーザーが「これこそ本当のスタイル」と絶賛しました。 --- ## 🎯 インフルエンサー戦略は「量より質」の時代へ インフルエンサー施策も変化の兆しが見えました。マーケティングプラットフォームKolsquareの調査では、カンヌに登場したインフルエンサー(KOL=Key Opinion Leader)は4,607人。投稿数は18,104件、平均エンゲージメント率は3.08%。 この数字が示しているのは、「誰とコラボするか」がますます重要になっていること。以前のようにフォロワー数だけで判断する時代は終わり、“誰がどう響くか”が勝負になってきているのです。 --- ## 🤝 ブランドとインフルエンサーの関係が再定義される時代 カンヌ映画祭は、もはや映画だけの祭典ではありません。ファッション、ビューティー、カルチャー、そしてSNS。すべてが融合した巨大プラットフォームとして進化しています。 ブランドはただの「スポンサー」ではなく、インフルエンサーたちと対等な“共演者”。一緒に物語をつくる存在として、コラボの形もよりクリエイティブになっています。 --- ## 🇯🇵 日本のSNSユーザーにとってのヒント 日本でも、Z世代を中心にインフルエンサー文化が根付いてきています。今回のカンヌの事例から学べるのは、「個性を武器にする強さ」と「ストーリーを持つことの大切さ」。 企業にとっては、ただ“映える”だけのインフルエンサーより、「なぜその人がその場にいるのか」を語れる人を起用する方が効果的。逆に、個人として発信する側も、「見せたい自分」と「本当の自分」をうまく使い分ける力が求められているのかもしれません。 --- ## まとめ:これからのカンヌは“映画×SNS×共感”の祭典へ 2025年のカンヌ映画祭は、映画以上にSNSでの拡散力や文化の表現力が試された年でした。2億ドル超のインフルエンサー効果はその象徴。これからの映画祭は、誰が何を着るか、ではなく、誰がどんなメッセージを届けるかが評価されるようになるでしょう。 映画という芸術の枠を越えて、今や“世界が集まるインフルエンスの交差点”となったカンヌ。来年も、その動向から目が離せません。 --- ### 🔗 参考リンク(すべて確認済み) * [Vogue Business: Who won Cannes on social media?](https://www.voguebusiness.com/story/fashion/who-won-2025-cannes-on-social-media) * [Lefty: Top Cannes Influencers and Brands of 2025](https://lefty.io/blog/top-cannes-influencers-and-brands) * [Kolsquare: Cannes 2025: Influencer Marketing's Impact Analyzed](https://www.kolsquare.com/en/blog/what-impact-will-the-cannes-festival-2025-have-on-influencers-and-brands) * [House of Influencer Marketing: Indian Influencers at Cannes 2025](https://houseofinfluencermarketing.com/blog/influencers-guide/indian-influencers-in-cannes/)
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