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Levi’s × Barbourが紡ぐ“ワークウェアの遺伝子”──デニムとワックスが出会う秋冬コレクション
Levi’s × Barbourが紡ぐ“ワークウェアの遺伝子”──デニムとワックスが出会う秋冬コレクション
11月 04, 2025
2025年秋、Levi’s®(リーバイス)と英国ブランドBarbour(バブアー)が初の本格コラボレーションを発表した。両ブランドが誇る「ヘリテージ×ワークウェア」の精神を融合し、デニムとワックスドコットンを軸にした限定コレクションとして世界展開される。 --- ## アメリカンデニムとブリティッシュワックスの出会い 今回のコラボは、リーバイスのアイコニックなデニムと、バブアーの伝統的なワックスコットンを組み合わせたもの。互いの“機能美”を最大限に活かしながら、ユーティリティとスタイルを両立させている。アメリカの西部開拓時代にルーツを持つリーバイスと、英国のアウトドア文化を象徴するバブアー。その異なるDNAが、クラフトマンシップのもとで調和した。 --- ## 注目のラインナップ:Spey、Bedale、そしてType II 中心となるのは、バブアーの名作「Spey」と「Bedale」をベースにしたジャケット群だ。 「Levi’s × Barbour Spey Wax Jacket」は、トバコカラーのワックスコットンにブラウンのコーデュロイ襟を合わせ、ポケットフラップにはリーバイスの象徴“アーキュエイト”の形状を取り入れた。袖口やウエストにはトラッカージャケットの意匠を融合し、ヴィンテージデニムを思わせる真鍮の金具やトリプルステッチが職人技を感じさせる。 「Type II Waxed Jacket」と「Type II Denim Jacket」では、ワークウェアとカントリースタイルの融合が際立つ。前者は防水性のあるワックス素材、後者は経年変化を楽しめるインディゴデニム。どちらも機能性と美意識が共存する仕上がりだ。 --- ## ボトムスにも“アーカイブの息吹” ジャケットだけでなく、ボトムスにも両ブランドの個性が宿る。「Levi’s × Barbour 578 Pleated Corduroys」や「568 Loose」は、クラシックなシルエットにコラボ限定のジャクロンパッチを採用。さらにコーデュロイパンツの裏地には、両ブランドのアーカイブ資料から引用したグラフィックがプリントされている。 これは、単なるデザインではなく「歴史を纏う」というメッセージを込めたディテールだ。 --- ## “Re-Loved”が語るサステナブルな価値観 今回のコレクションに合わせ、両ブランドは「Levi’s × Barbour Re-Loved」プログラムも発表。使い込まれたリーバイスのデニムを、バブアーのワックス生地でリペアし、再構築するというサステナブルな試みだ。 このプログラムでは、古着の501®ジーンズやデニムジャケットをパッチワーク化し、“一点物”として再生。ロンドンのSelfridgesや東京のフラッグシップストアでも限定販売される予定だ。 「良い服は、時間とともに味わいを増す」という両ブランドの信念を具現化した象徴的な取り組みといえる。 --- ## 職人たちを主役に据えたキャンペーン映像 キャンペーンビジュアルは、写真家兼映像監督のTbone Fletcherが手掛けた。スタイリングを担当したのはTirino Yspol。 映像には、陶芸家、家具職人、サウンドデザイナー、ジュエリーアーティストといった実際の職人たちが登場し、“クラフトマンシップの継承”という共通テーマを体現している。 光沢のあるデニムとマットなワックス生地のコントラストが、まるで人生の積層を映すかのように静かで力強い印象を与える。 --- ## アーカイブを未来へ——Levi’sとBarbourの共鳴 Levi’sは1853年創業以来、労働者のための実用的デニムを原点に持ち、現代ではカルチャーの象徴として世界中の若者に愛されている。一方、Barbourは1894年に英国サウスシールズで誕生し、ワックスコットンジャケットを通じて“耐久性と誇り”を伝え続けてきた。 両ブランドの共通点は、「世代を超えて受け継がれるものを作る」という姿勢だ。今回のコラボはその哲学を共有し、素材の温度感と歴史の重みを融合させることで、ファッションを“長く愛される文化”へと昇華させている。 --- ## 現代のワークウェアに求められる「実用の美」 機能性とデザイン性を両立させた今回のコレクションは、単なる懐古趣味ではない。トレンドがめまぐるしく変わる今だからこそ、“長く使える服”の価値が見直されている。 防水加工、耐久性、修繕可能な素材——それらは環境への配慮だけでなく、服を通して「時間と共に生きる」感覚を取り戻す提案でもある。 若者たちにとっても、Levi’s × Barbourのコレクションは「着るヴィンテージ」=新しい時代のエシカルファッションとして響くだろう。 --- ## 販売情報 「Levi’s × Barbour」コレクションは、2025年10月30日より世界同時発売。 Levi’s公式サイトおよびアプリ「Levi’s App」、選定されたLevi’sストア、Barbour直営店で展開される。 さらに、11月20日からは「Re-Loved」シリーズがSelfridges Londonと東京の旗艦店で数量限定発売予定だ。 --- ## まとめ 今回のLevi’s × Barbourは、国境も時代も超えたクラフトマンシップの対話だ。 デニムの経年変化と、ワックスコットンの風合いが織りなす“生きた素材感”は、トレンドではなく「生涯の相棒」と呼ぶにふさわしい。 アメリカの開拓精神とイギリスの職人文化が交差する場所で、ファッションの本質——“愛着”と“時間”が静かに輝いている。 --- ### 参考リンク * [Levi’s × Barbour 公式発表(Levi Strauss & Co)](https://www.levistrauss.com/2025/10/28/levis-x-barbour/) * [Levi’s Japan 公式ページ](https://levi.jp/pages/2025aw_barbour) * [Barbour 公式コラボレーションページ](https://www.barbour.com/row/all-collaborations/barbour-x-levis%C2%AE)
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