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ピンクもスーツも“自分流”。ミラノ&パリ発、2026年メンズ街角トレンドの現在地
ピンクもスーツも“自分流”。ミラノ&パリ発、2026年メンズ街角トレンドの現在地
2月 05, 2026
メンズファッションの空気が、いま確実に変わってきている。2026年秋冬のミラノ&パリ・メンズファッションウィーク期間中にスナップされた街角スタイルは、その変化をはっきりと映し出していた。ピンクをはじめとする柔らかな色使い、アニマルモチーフのバッグ、そして一度カジュアルに振り切った流れからの「スーツ回帰」。これらはバラバラな要素に見えて、実は同じ時代感覚の上に成り立っている。 Vogueが伝えた“Cracking the Guy Code”という言葉通り、今のメンズストリートは「男らしさ」の固定概念を解体し、新しいコードを書き換えている最中だ。 --- ### ミラノ&パリの街角が示した2026年の方向性 コレクション会場のランウェイ以上に、リアルなトレンドを映すのが街角スナップだ。デザイナー、モデル、バイヤー、インフルエンサーが集うこの空間では、「次に流行るもの」ではなく「すでに着られているもの」が可視化される。 2026年秋冬のメンズ街角で目立ったのは、自己主張の方法が明らかに変わったことだ。奇抜さで目立つのではなく、色や小物、シルエットで静かに個性を語る。そんなスタイルが支持を集めている。 --- ### ピンクが“挑戦”ではなく“定番”になった理由 今回のスナップで特に印象的だったのが、ピンクの多用だ。コート、ニット、シャツ、パンツまで、あらゆるアイテムにピンクが使われている。それも「差し色」ではなく、スタイリングの主役として。 重要なのは、そこに照れや過剰な主張がないこと。淡いベビーピンク、くすんだローズ、グレイッシュなピンクなど、トーンを抑えた色味が多く、全体として非常に落ち着いて見える。 これはジェンダーフルイドという言葉以上に、「色に意味を持たせすぎない」態度の表れだ。ピンクはもう挑戦的な色ではなく、ネイビーやベージュと同じ感覚で選ばれている。 --- ### アニマル系バッグが語る“遊び心の場所” もうひとつの象徴的なアイテムが、アニマルモチーフのバッグだ。レオパード柄、ゼブラ柄、クロコ調レザーなど、種類はさまざまだが、共通しているのはサイズ感と使い方。 服は比較的シンプルでクラシック。その分、バッグに遊びを持たせる。このバランス感覚が今のメンズストリートらしい。全身で冒険するのではなく、「一点で語る」スタイルが主流になっている。 特にミラノでは、テーラードジャケットにアニマル柄バッグを合わせる姿が多く見られ、クラシックとストリートの境界が曖昧になっていることを感じさせた。 --- ### スーツ回帰は“昔に戻る”ことではない 今回の街角トレンドを語るうえで外せないのが、スーツの復権だ。ただし、ここで言うスーツ回帰は、ビジネス一辺倒の堅苦しいものではない。 オーバーサイズのジャケット、リラックスしたパンツ、ネクタイなし、あるいはニットやTシャツとのレイヤード。あくまで「今の感覚」で再構築されたスーツだ。 コロナ以降、カジュアル化が一気に進んだ反動として、「きちんと見える服」が新鮮に映っている側面もある。ただし、それはルールに縛られたフォーマルではなく、自分で崩し方を選べるスーツだ。 --- ### なぜ今、この流れが支持されているのか 背景にあるのは、自己表現の成熟だ。SNSが生活の一部になり、「目立つこと」自体の価値は相対的に下がった。代わりに求められているのは、「その人らしさがにじむこと」。 ピンクを着るかどうかより、どう着るか。アニマル柄を持つかどうかより、どこに置くか。スーツを着るかどうかより、どう崩すか。判断基準は常に「自分にとって自然かどうか」だ。 --- ### 日本のSNSユーザー視点で見ると? このトレンドは、日本の10〜40代にとっても非常に取り入れやすい。理由はシンプルで、「全部やらなくていい」からだ。 ・トップスをピンク系にする ・バッグだけアニマル柄にする ・ジャケットを羽織る どれか一つでも、十分に今っぽさは出る。日本の街並みや気候、体型に合わせて微調整しやすいのも、このトレンドの強みだ。 また、ジェンダーフルイドな色使いは、男女問わず共有できる話題性があり、SNS上での反応も得やすい。コメント欄で「その色いいね」と言われる距離感が、今の空気に合っている。 --- ### “男らしさ”の再定義が進んでいる 2026年のメンズ街角トレンドを一言でまとめるなら、「選択の自由」だ。強く見せるか、柔らかく見せるか、クラシックに寄せるか、遊ぶか。そのすべてを同時に選べる時代になっている。 ピンクも、アニマル柄も、スーツも、それ自体が主役なのではない。主役は常に着る人であり、アイテムはその人を語るための言語に過ぎない。 --- ### まとめ:メンズファッションは“静かな自己主張”の時代へ ミラノとパリの街角が示したのは、派手さではなく深度のあるスタイルだ。色や柄を使いながらも騒がしくならず、クラシックを取り入れながらも堅くならない。 これからのメンズファッションは、「どう見られたいか」より「どうありたいか」に近づいていく。その流れの中で、ピンクも、アニマル柄も、スーツも、ごく自然な選択肢として存在し続けるだろう。 --- 参考リンク [https://www.vogue.com/article/cracking-the-guy-code-the-top-street-style-trends-at-the-fall-2026-shows-in-milan-and-paris](https://www.vogue.com/article/cracking-the-guy-code-the-top-street-style-trends-at-the-fall-2026-shows-in-milan-and-paris) [https://www.vogue.com/slideshow/the-best-street-style-photos-from-the-fall-2026-menswear-shows-in-paris](https://www.vogue.com/slideshow/the-best-street-style-photos-from-the-fall-2026-menswear-shows-in-paris) [https://wwd.com/fashion-news/fashion-trends/gallery/mens-fall-2026-street-style-trends-in-milan-denim-top-coats-ties-more-1238465093/](https://wwd.com/fashion-news/fashion-trends/gallery/mens-fall-2026-street-style-trends-in-milan-denim-top-coats-ties-more-1238465093/)
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