【2025年版】ヨーロッパのSNS事情：InstagramとWhatsAppが“生活インフラ”になった理由

<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwUav8LaExWmqD6WU7Hm8wit0Z-lWZ1GiGIxiBwNfxBBrDY-LAApjV3hSwSwIJ_Kbz-uz6xgCA7pQ71jsq4KTECnyZYyhmVVxDct5V9kkE0t4-KJlECVffRU6GU3EXOKogslHtXc1-EmY5qFm2Ew-lfY30hczUzro183v4S8dCJ54ZrGk2qFIdZp8MvqQ/s1536/ChatGPT%20Image%202025%E5%B9%B45%E6%9C%8827%E6%97%A5%2003_08_29.png" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="" border="0" height="600" data-original-height="1536" data-original-width="1024" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwUav8LaExWmqD6WU7Hm8wit0Z-lWZ1GiGIxiBwNfxBBrDY-LAApjV3hSwSwIJ_Kbz-uz6xgCA7pQ71jsq4KTECnyZYyhmVVxDct5V9kkE0t4-KJlECVffRU6GU3EXOKogslHtXc1-EmY5qFm2Ew-lfY30hczUzro183v4S8dCJ54ZrGk2qFIdZp8MvqQ/s600/ChatGPT%20Image%202025%E5%B9%B45%E6%9C%8827%E6%97%A5%2003_08_29.png"/></a></div> ## SNSは“空気”のような存在に？ ヨーロッパで今、最も使われているSNSって何だと思いますか？ TikTok？Twitter（X）？いやいや、答えは意外にも、**InstagramとWhatsApp**。この2つのアプリが、ヨーロッパの人々の生活にどれだけ溶け込んでいるか——今回はそのリアルを、最新データとともに深掘りします。 --- ## 欧州SNS事情の“今”：とにかく使われてる ヨーロッパのSNS利用率は想像以上に高いです。 なんと、北欧諸国では8割以上の人がSNSを日常的に使っていて、西欧や南欧でも75%以上という数字が出ています（Priori Data調べ）。 つまり、SNSは「若者だけのツール」ではなく、もはや**全年齢層の生活インフラ**。これは日本とも共通する傾向かもしれませんね。 --- ## Instagramはもう「ただの写真アプリ」じゃない 以前のInstagramは、キラキラした写真を投稿する“見せるSNS”の代表格でした。でも2025年の今、それはもう昔の話。 現在の主流はストーリーズ・リール・DM。つまり、**「一時的」かつ「クローズド」な使い方**が増えているんです。 Instagramのトップであるアダム・モッセリ氏も「ユーザーはパブリックよりプライベートに重きを置くようになった」と明言しており、実際、友人とストーリーでやり取りするユーザーがどんどん増えています（\[Business Insider]\[2]）。 --- ## WhatsAppが“第2の電話帳”に そして、ヨーロッパでは「電話番号を交換する」＝「WhatsAppをつなぐ」という文化が根付いています。 特に2024年後半には、**「チャンネル」機能**が実装され、インフルエンサーや企業アカウントの情報発信が可能になりました。これにより、WhatsAppの月間アクティブユーザー数は4,680万人を超え、EUから「VLOP（非常に大規模なオンラインプラットフォーム）」と認定されるほどの規模に（\[The Verge]\[3]）。 また、Instagramの機能を取り入れて、ステッカーやリアクション、エフェクト機能も充実。見た目も体験も、どんどんリッチになっています（\[Diario AS]\[4]）。 --- ## 「誰でも見られる投稿」より「こっそりシェア」が主流に Instagramに限らず、SNS全体で言えるのが「プライベート共有」への大きなシフトです。 昔のように、誰でも見られる投稿で「いいね！」を集めるより、今は**信頼できる相手との1対1、または小さなグループ内でのやり取り**が好まれています。 実際に、ユーザー間のやり取りの約41%がDM経由というデータもあり、コメント欄や公開リプライを超えてきているのが現実です。 --- ## 年齢で変わる“SNSの使い方” SNSの使い方は、年齢によってもかなり違います。 * 若者（16〜24歳） → トレンド探し・エンタメ消費がメイン * ミドル層（30〜50代） → コミュニティ維持や情報収集 * シニア層（65歳以上） → ニュース閲覧と家族との連絡 DataReportalの調査では、「暇つぶし」と「友人・家族との連絡」がSNSの主な利用目的との結果もありました（\[DataReportal]\[5]）。これは、WhatsAppとInstagramの組み合わせでほぼカバーできる内容ですね。 --- ## インフルエンサーが買い物のきっかけになる時代 InstagramやWhatsAppは、単なる“コミュニケーションツール”にとどまりません。今や**商品発見→レビュー→購入**という一連の購買行動が、すべてこの2つで完結してしまうんです。 特に注目されているのが、フォロワー数1,000〜10,000人の「ナノインフルエンサー」。彼らは大規模なインフルエンサーよりも**エンゲージメント率が高く、信頼度が強い**のが特徴です（\[Exploding Topics]\[6]）。 つまり、「リアルな人のリアルな感想」が購買意欲を大きく動かす時代なんです。 --- ## AIがSNS体験を変えていく Metaは、InstagramやWhatsAppに**AIチャットボット機能**を続々と導入中。 例えば、「旅行のおすすめスポット教えて」と聞けば、チャットで返答してくれたり、あなたの好みに合わせたコンテンツをレコメンドしてくれたり。これまでの「探すSNS」から「提案してくれるSNS」へと進化しています（\[The Verge]\[7]）。 --- ## SNSの自由と規制、両立のむずかしさ 欧州といえばGDPRに代表されるプライバシー規制の厳しさが特徴ですが、2025年はさらに「DSA（デジタルサービス法）」も施行され、プラットフォームに対する監視が強化されています。 WhatsAppやInstagramも例外ではなく、「広告の透明性」や「フェイクニュース対策」といったテーマで、プラットフォーム側の責任が重くなっています。 これは、ユーザーが安心して使えるSNS環境を作るためのステップでもあります。 --- ## まとめ：SNSは“つながる道具”から“生活の一部”へ InstagramとWhatsAppは、もはや単なるSNSではなく、\*\*欧州の人々にとっての「生活のインフラ」\*\*になりつつあります。 日本でも少しずつ同じような動きが見られていますが、欧州の先進事例を参考にすることで、私たちのSNSライフももっと豊かになるかもしれません。 --- ## 🔗 参考リンク * [Digital 2025: Global Overview Report](https://datareportal.com/reports/digital-2025-global-overview-report) * [WhatsApp is now a Very Large platform in the EU](https://www.theverge.com/news/614445/whatsapp-channels-very-large-platform-vlop-digital-services-act-eu) * [Meta AI is rolling out in Europe after all](https://www.theverge.com/news/632876/meta-ai-europe-whatsapp-facebook-instagram-rollout) * [Instagram head Adam Mosseri on the 'paradigm shift'](https://www.businessinsider.com/adam-mosseri-instagram-threads-private-sharing-interview-peter-kafka)