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2025年のベストスキンケアが示す「肌の未来」 — 韓国K-ビューティと仏発ミメティックの台頭
2025年のベストスキンケアが示す「肌の未来」 — 韓国K-ビューティと仏発ミメティックの台頭
12月 09, 2025
2025年のスキンケア界を語るなら、見逃せないのが The Guardian の美容コラムニスト Sali Hughes による「2025年ベストスキンケア」の選出だ。その内容は、世界の美容トレンドが今、また新しい方向に向かっていることを示している —— それは、「豪華さ」や「流行」ではなく、「肌に寄り添うやさしさ」「日常に取り入れやすい質」「世界共通のスキンケア哲学」の価値観だ。この記事では、その内容を掘り下げつつ、なぜ今この流れが起きているのか。そして、日本を含めたグローバルなスキンケアユーザーにとって、どう取り入れるべきかを考えてみたい。 --- ## 🌿 なぜ韓国コスメが再び「ベスト」に? — 水分・軽さ・やさしさのスキンケア Sali Hughes がまず強調するのは、2025年の「スキンケア王者」が韓国ブランド群であったということ。例えば Beauty of Joseon や KraveBeauty、Innisfree、Laneige といったブランドが挙げられており、「潤い・鎮静・軽やかなテクスチャー」によって、英国をはじめとした欧米のスキンケア市場を席巻した。 ([The Guardian][1]) たとえば、Beauty of Joseon が選ばれた理由として、「Relief Sun Rice + Probiotics SPF50+」があげられている。この製品は、高SPFでありながら軽くてベタつかず、毎日のスキンケア感覚で使いやすい。多くの消費者が従来の「重め」「高機能」ではなく、「肌にやさしく、毎日使える軽さと快適さ」を求めているからだ。 ([The Guardian][1]) この背景には、数年前から欧米で再評価されつつあった「K-ビューティのスキンケア哲学」がある。多段階のスキンケアルーティン、セラムやエッセンスでの丁寧な保湿、肌バリアのケア、そして最終的な“潤いと透明感”のある仕上がり。これらは「結果よりも肌をいたわること」を重視する人々の支持を集めてきた。実際、昨今の欧米メディアでも、韓国発の “barrier care & gentle texture” を評価する記事が多い。 ([The Guardian][2]) つまり、重厚で化粧感の強い“昔ながらの西洋的スキンケア”から、軽やかで肌と共存する “K-ビューティ流ケア” への価値転換が、この数年でさらに進んだのだ。 --- ## 🇫🇷 しかし韓国だけじゃない — 仏ブランド “ミメティック” の挑戦 一方で、韓国勢に押されがちな欧米スキンケア界において、注目すべき存在として挙げられたのが仏発の Mimétique だった。乾燥肌や敏感肌向けのクレンジングバーム “Skin Cloud” やアイクリーム “CTRL” は、軽く、洗浄力がありながら肌への負担が少なく、仏らしいエレガンスと実用性を兼ね備えたアイテムとして高く評価されている。 ([The Guardian][1]) これはつまり、“肌へのやさしさ”“快適な使い心地”“毎日使える実用性”という価値が、国籍やブランドの出自を超えて、スキンケアの評価軸になってきていることの証だ。昔は「フランス=高級 × 西洋的テクスチャー」といった固定観念が強かったが、今は「軽さ」「肌に優しい」「機能的」であることが、美容先進国でも支持される条件になっている。 --- ## 💡 高価格セラムだけじゃない! — 手頃な価格で“肌が喜ぶ”スキンケア さらに興味深いのは、2025年の「高街 (High-street) 型ブレイクスルー」として、The Ordinary の “GF 15% Solution” が選ばれていることだ。彼女は、「このセラムは、数百ポンドするラグジュアリーブランドとほぼ同等の技術を、わずか £13.50 で提供した」と、そのコスパの高さと効果を評価している。敏感肌でも使いやすく、「手軽にアンチエイジング」「肌の健やかさを守るケア」ができる、まさに“毎日の美容投資”として最適なアイテムだ。 ([The Guardian][1]) この流れは、スキンケアの民主化、つまり「美肌はお金持ちだけの特権ではない」という考え方の広がりを示している。高級クリームや美容液ばかりが注目されがちな中で、「日常的に実践できる価値あるケア」が高く評価されるようになってきた。 --- ## ☀️ 日焼け止め & ミネラル系 SPF の復活 — 肌守りの新常識 2025年には、再びミネラル系の日焼け止め(SPF)への関心も高まっている。記事では、Sunsolve MD の亜鉛オキシド配合フェイスクリームや、INN Beauty Project のティンテッドミネラルサンスクリーン “Mineral Sun Glow” といったアイテムが「復活の立役者」として挙げられている。これらはメイクの下地にも使え、肌への負担が少なく、敏感肌や乾燥肌の人でも使いやすい。 ([The Guardian][1]) 過去には「白浮き」や「重さ」が敬遠されがちだったミネラルSPFだが、テクスチャーの進化とともに「軽さ」「肌馴染みのよさ」「自然な仕上がり」が実現された。これにより、日焼け止めは「季節の必需品」ではなく、「毎日の基本ケアの一部」として定着しつつある。 --- ## 📈 なぜこのような変化が起きているのか — 美容観の大転換 ここまで読んできた変化は、単なる流行ではなく、スキンケア界の価値観そのものの転換を示しているように思える。主な背景として、以下のような要因が考えられる。 * **「肌へのやさしさ=正統」への回帰** 過去のような強力な酸やレチノイド、ピーリングなどの攻めのスキンケアは、効果がある一方で肌への負担や刺激もある。敏感肌や乾燥肌、年齢肌など、多様な肌状態の人が増える中で、「刺激を抑えつつ、潤いと保護を重視するケア」が求められるようになってきた。 * **ライフスタイルの多様化と“シンプルケア”** 忙しい毎日、テレワーク、家事、育児など、誰もが時間に追われる現代。スキンケアに膨大な時間をかけられない人も多い。だからこそ、「軽くて早く馴染む」「手軽に使える」「生活の一部として自然に取り入れられる」ケアが支持される。 * **コスメの民主化とグローバル化** 高級ブランドだけではなく、手頃な価格のブランド、韓国発、フランス発など、国籍や価格帯を超えて「肌のためになるもの」が評価されるようになってきた。この流れは、SNSの普及や国際的な情報流通によってさらに加速している。 * **環境・健康意識の高まり** 肌バリアや敏感肌、さらには環境への配慮など、コスメを選ぶ基準が多様化。強い成分よりも肌への負担が少ないもの、肌と共存するようなケアが重視されるようになった。 --- ## ✅ 日本で取り入れるなら? — “やさしく、続けられる”がキーワード では、この流れを日本で取り入れるなら、どうするのがいいだろうか。以下のようなポイントを意識すると、2025年の「世界基準コスメトレンド」をうまく取り入れられると思う。 * **重くて油分たっぷりのクリームよりも、軽めのテクスチャーやジェル/バーム系を試す** 特に乾燥肌・敏感肌の人は、過酷な気候差のある日本だと「しっとりした重めのクリーム=安心」と思いがちだが、軽くて肌呼吸するような質感のほうが、季節の変わり目や湿気のある季節に向いている。 * **日常に取り入れやすい「高コスパ × 効果的」アイテムを選ぶ** 高級クリームだけが答えじゃない。上に書いたような The Ordinary のような “賢いエッセンス/セラム” や、ミネラルSPF など、毎日続けやすいものを中心にするのが長期的に見て肌のためにもいい。 * **スキンケアに “儀式” としての時間を与える** 洗顔 → 保湿 → SPF … といった単純な流れでも、肌と向き合う時間を大切にすることで、「肌が守られている」「整っている」という満足感が得やすい。 * **肌を守る “バリアケア” を重視する** 紫外線、乾燥、気温差、ストレス…… 日々の肌ストレスは想像以上。だからこそ、重さだけじゃなく、「肌のバリア機能を支える」スキンケアが重要になる。 --- ## 🌍 “国籍やブランドにとらわれない” 美の選び方へ 今回の The Guardian の選出は、韓国ブランドの快進撃と、フランス発ブランドの新しいアプローチ、そして手頃で実力のあるアイテムの存在――それぞれが混在しながら、「肌のことを第一に考える」スキンケアが、もはやトレンドではなく、標準になりつつあることを示した。 これはつまり、「日本だから」「欧米だから」「高級ブランドだから」という条件で選ぶのではなく、自分の肌質やライフスタイル、季節、気分に合わせて、“今の肌に合ったスキンケア” を選ぶ時代が来た、ということだ。 スキンケアは自己投資かもしれない。でも、続けられて、肌が心地よく、日常にしっくりくるものなら、それは “美容習慣” というより “肌とのパートナーシップ” になる。 2025年冬。もし肌のケアに迷っていたら、まずは「軽さ」「やさしさ」「続けやすさ」をキーワードに、コスメを見直してみてほしい。 --- ### 参考リンク * [https://www.theguardian.com/fashion/2025/dec/03/sali-hughes-on-beauty-south-korea-tops-list-best-skincare-products-2025](https://www.theguardian.com/fashion/2025/dec/03/sali-hughes-on-beauty-south-korea-tops-list-best-skincare-products-2025) - [The Guardian](https://www.theguardian.com/fashion/2025/dec/03/sali-hughes-on-beauty-south-korea-tops-list-best-skincare-products-2025) - [Who What Wear](https://www.whowhatwear.com/beauty/skin/next-in-beauty-awards-best-in-class-2025) - [vogue.com](https://www.vogue.com/article/korean-skincare-brands) [1]: https://www.theguardian.com/fashion/2025/dec/03/sali-hughes-on-beauty-south-korea-tops-list-best-skincare-products-2025 "Sali Hughes on beauty: introducing my hero skincare products of 2025" [2]: https://www.theguardian.com/fashion/2025/mar/21/the-next-wave-of-korean-beauty-is-here-and-its-bigger-than-ever "The next wave of Korean beauty is here - and it's bigger than ever"
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