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「外でも着たい部屋着」――LA発新ブランド SLEPT IN が描く“日常服としてのスリープウェア”
「外でも着たい部屋着」――LA発新ブランド SLEPT IN が描く“日常服としてのスリープウェア”
12月 23, 2025
最近、ファッションの境界線がどんどん曖昧になっている。部屋着がそのまま外に出ても違和感なく、むしろ「それって普通にオシャレじゃん」とすら思えるようなスタイルが支持を集めている。そんな潮流を体現する新ブランドが、**SLEPT IN**だ。ロサンゼルス発のこのスリープウェアブランドは、「外に出られる部屋着」をコンセプトに掲げ、日常の着こなしとしても通用するラウンジウェアを提案している。 このブログでは、SLEPT INの登場がなぜ今のファッションシーンで特別なのか、どんな背景や流行と結びついているのかをじっくり掘り下げていく。 --- ## ■ なぜ“部屋着=日常服”が受け入れられるのか? ここ数年、ファッションのワードローブの中心は「快適さ」にシフトしている。特に2020年代以降、リモートワークやライフスタイルの変化により「楽で気持ちいい服」の価値が大きく見直された。これまでは「外出用」と「部屋着」がはっきりと区別されていたが、その線引きが急速に薄れてきた。 SLEPT INは、この“快適さ”を前提にしつつ、デザイン性やシーンを跨いだ汎用性を意識している。つまり、「寝るための服」ではなく「日常の一部としてちゃんと成立する服」という位置づけだ。これが多くの人の感覚と合致し、受け入れられている。 --- ## ■ ブランド誕生の背景とコンセプト SLEPT INは、アパレルブランド**ARGYLE Haus of Apparel**が立ち上げた新ラインとして発表された。LAの気候やカルチャーは、常に新しいトレンドを生む土壌となっているが、特に「快適とスタイルの両立」というテーマにおいては米西海岸が最前線にいる。 ブランドのミッションは、「家の中でも外でも快適に着られる服をデザインすること」。ただし、機能だけを追求するのではなく、**日常で“ちゃんと見える”デザイン**を重視しているのが特徴的だ。たとえば柔らかなテクスチャやゆったりとしたシルエット、ナチュラルなカラーリングはまさに“ラウンジ×ストリート”のミックス。 --- ## ■ 日常をアップデートするデザイン哲学 SLEPT INのコレクションを見ると、いくつかのキーワードが見えてくる。 ### *1. 多機能性* 1枚で寝る、家で過ごす、近所に出る、という3つのシーンが自然につながる。つまり、TPOを限定しない服。 ### *2. 快適性* リラックスしたシルエットと肌触りの良さは、単に“動きやすい”だけではない。人が日々を過ごすうえでのストレスを軽減するデザインになっている。 ### *3. モダンな美意識* カジュアルでありながら雑に見えない、洗練された佇まいは、SNSでのシェア映えも意識したものだろう。これは、10〜40代まで幅広い層の共感を呼びやすい。 --- ## ■ ファッション業界全体に与える影響 SLEPT INのような「ラウンジウェアのフルタイム化」は、もはや一過性のトレンドではない。それは、次のようなムーブメントとして捉えることができる。 ### ① *服の境界線の再定義* フォーマル/カジュアル/スポーツの廃棄された境界線。特に都市生活者は、柔軟なスタイルを求める傾向が強い。 ### ② *SNS発信の影響* “今日のOOTD(Outfit of The Day)”を気軽に投稿する文化は、もはや日常そのもの。快適で自分らしい装いが、ストーリーの中心になる。 ### ③ *快適さがトレンドの主軸へ* 単なる流行ではなく、身体性や生活者の価値観の変化として“快適さ”が根付いている点。 これらはSLEPT IN単独の現象ではなく、ファッションの地殻変動を示すサインだ。 --- ## ■ 実際のアイテムからみる“1枚で完結する服” たとえばSLEPT INのローンチコレクションには、ゆったりとしたトップスやパンツがラインナップされている。それらは部屋着としての着心地を保ちながら、外出時に見劣りしない“整った佇まい”がある。 シルエットのバランスが良いので、単体でもレイヤードしても成立する。また、色味はニュートラル〜モノトーンが中心で、既存のワードローブと合わせやすい。これにより、「今持っている服とのミックス」が容易になり、結果としてワードローブ全体が活性化する。 --- ## ■ どんな人に響くのか SNSで日々スタイルを発信する層から、単純に「楽な服が好き」という層まで、SLEPT INは幅広い支持を集める可能性がある。特に次のような傾向を持つ人には刺さるだろう。 * 自宅と外出の往復が多いライフスタイル * ストレスフリーな服選びがしたい人 * シンプルでモダンなデザインを好む人 * SNSで自分のライフスタイルを表現したい人 この潮流は「見た目ファースト」から「快適+見た目」の両立を求める時代の証でもある。 --- ## ■ 「日常服としての部屋着」はどこまで広がるか? 今後、SLEPT INのようなブランドが日本国内でも広がっていく可能性は高い。特に都市部に住む人々にとって、快適さはもはや贅沢ではなく必須条件となっているからだ。 ただし、「部屋着=完全にラフ」という古いステレオタイプは通用しない。快適さと美しさの両立が、これからの“勝てる日常服”としての基準になる。 SLEPT INの登場は、単なる新ブランドのローンチ以上の意味を持つ。それは、服の定義が変わる瞬間であり、ファッションの未来を感じさせる一歩だ。 --- ### 参考リンク * [https://www.globenewswire.com/news-release/2025/12/16/3206196/0/en/ARGYLE-Haus-of-Apparel-Announces-the-Debut-of-Innovative-Sleepwear-Brand-SLEPT-IN.html](https://www.globenewswire.com/news-release/2025/12/16/3206196/0/en/ARGYLE-Haus-of-Apparel-Announces-the-Debut-of-Innovative-Sleepwear-Brand-SLEPT-IN.html) * [https://sleptinsleepwear.com](https://sleptinsleepwear.com) * [https://www.argylehaus.com](https://www.argylehaus.com)
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